聖観音立像

重要文化財

平安時代 (10世紀)

木造 / 漆箔 / 彫眼

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    聖観音立像

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十世紀後半頃の造像と考えられている、西教寺最古の仏像です。 高さ171.3㎝、一木造漆箔、彫眼で、近年まで本堂裏堂(位牌堂)に安置されていました。 頭部に「山」の字のようにもみえる独特な宝冠を付け、地髪部は髪の束を後方に反ったようにしてボリュームを表しています。 面相は面長で、平たい眼球に伏目がちな目を刻み、鼻筋が通り、小さいながらも凹凸のある唇がある一方で、耳は大きく、彫りも輪郭がしっかりと刻まれており、迫力があります。 天衣は上端を折り返し、衣紋や折り返しをにぎやかに表し、装飾的で存在感があります。 胸と腹のくびれを刻み適度な抑揚をあらわし、大きめの条帛を付けています。 頭部が小さく上半身を短めで表しながら、下半身は長く太めにすることで、長身ながらも安定感を感じさせます。

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    文化財一覧

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      宗祖大師殿通用門

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      宗祖大師殿

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      宗祖大師殿唐門

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      宗祖大師殿水屋

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      本堂前手水舎

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      阿弥陀如来坐像

    • 10

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      薬師如来坐像

    • 12

      客殿通用門

    • 13

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    • 14

      書院

    • 15

      灌頂蔵

    • 16

      御廟

    • 17

      石燈籠

    • 18

      梵鐘

    • 19

      聖観音立像

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