薬師如来坐像

重要文化財

鎌倉時代 (12世紀)

木造 / 漆箔 / 彫眼

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    薬師如来坐像

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客殿内の、賢人の間の西隣にある仏間の厨子でお祀りされ、年に一度、節分の日の法要の際にだけ開扉される秘仏です。 元々は、高さ約80メートルと考えられている八角九重塔などを有し、「国王の氏寺」と称されていた日本屈指の大寺院、法勝寺の仏像で、天正18年(1590)、後陽成天皇綸旨によって西教寺第9世真智上人が法勝寺を併合した際に移されたという由緒をもっており、仏間には「法勝寺」の扁額が掲げられています。 本像は、木造・漆箔彫眼で、肉鬢が高く丸い顔の中央に目・鼻・口を集めて、端正な面立ちながら意思的な印象を醸し出しています。 首は太く、肩幅もあり、衲衣をつけて結跏趺坐しています。 印相は両手の臂を膝より高く離し、胸前で左の掌に薬壺をのせ、右手は五指を伸ばしてこれに近づけています。 平安時代後期の余風をたたえた鎌倉時代初期に制作された仏像の、代表的な例といわれています。

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    文化財一覧

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      宗祖大師殿通用門

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      宗祖大師殿

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      宗祖大師殿唐門

    • 04

      宗祖大師殿水屋

    • 05

      本堂前手水舎

    • 06

      納骨堂

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      正教蔵

    • 08

      本堂

    • 09

      阿弥陀如来坐像

    • 10

      客殿

    • 11

      薬師如来坐像

    • 12

      客殿通用門

    • 13

      観瀾亭

    • 14

      書院

    • 15

      灌頂蔵

    • 16

      御廟

    • 17

      石燈籠

    • 18

      梵鐘

    • 19

      聖観音立像

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